こんにちは,しんしーです!

「電気代を安くするにはどうすればいいの?」
こういった疑問を持ったことはありませんか?
私も同じ疑問を持っていました。節約で最も大事なのは,電気の使用量を抑えることです。
しかし,電気代を決めている基本料金と電気量料金が高いと,節約効果を最大限に発揮できていない状態です。
電気の使用量を抑えることで低くできるのは電気量料金だけです。基本料金は契約アンペア数に応じて固定でかかります。
私は,この2つの料金を考慮して東京電力から楽天でんきに変えました。変更の経緯と楽天でんきにして節約に(安く)なったのか,詳しく説明します。
- 楽天でんきを選んだ理由
- 楽天でんきのメリットとデメリット
- 東京電力から楽天でんきへの切り替え
- 電気代はどう変化したか
楽天でんきを選んだ理由
数ある電力会社から数社ピックアップして比較した結果,楽天でんきが一番安くなる見込みがあったからです。
- 電力会社:東京電力
- プラン :従量電灯B
- アンペア:50A
安くなる見込みの電力会社を探す方法
2016年の電力自由化により,沢山の企業が参入しており,その中から一番安いのを探すのは大変だと思います。電力自由化についてはこちら[経済産業省関連ページ]
私は電力会社を変更するルールとして「今後も安いのが見つかれば変更する」と決めました。
なぜなら,電力会社を早い段階で変更することで,電気代を安くしたいからです。
そのため,前から気になっていた5社程度をピックアップしました。
- 基本料金が安いもの
- 電力量料金が安いもの
- ○ヶ月無料など一時的な安さに惑わされない(ただし,電気料金が安くなるならOK)
ピックアップした電力会社から選ぶ方法
各会社で料金表が異なるため,単純に比較することが難しいです。そのため,実際の電気使用量に基づいた電気代(基本料金と電気量料金)を比較する必要があります。
最低1年間分で比較すると精度(変更した後で安くなる可能性)が高くなると考えます。
目安として東京電力から変更する場合,30A以上を契約では基本料金がゼロ円の電力会社が一番安くなる見込み(可能性)があります。
詳しい内容を知りたい方はこちらの記事にまとめています。
楽天でんきのメリット
私が考えるメリットは3つあります。
①どの契約アンペアでも基本料金がゼロ
基本料金が0円なので,シンプルに電気を使用した分が電気代になります。

楽天でんきは30A〜60A(図の※参照)なので,適応範囲内でした。
アンペア数は変更できますが,設備工事が必要な場合があります。アンペア数を変更する際は,事前に確認するようにしてください。
②どの使用量でも同じ電力量料金
楽天でんきは電力量料金(従量料金)が固定です。
こちらの図は参考に東京電力の電力料金です。

電力量料金は3段階になっており,電気を使用した量に応じて電気代が算出されています。生活が変化すると120kWh内に収めるのも難しくなります。
使用量が増加すれば電気代も増加しますが,使用量に関わらず固定であれば使用量が増えても電気代が急激に増加することがありません。

楽天でんきは直線的であり,東京電力は曲線で上昇していることがわかります。
③楽天ポイントがたまる/使える(期間限定ポイントも)
楽天でんきは楽天サービスの1つであるため,電気代に応じて楽天ポイントがもらえます。
楽天でんきは電気代の0.5%還元されます。
例えば,電気代が4000円の場合,20ポイントたまります。また,楽天カードで決済の場合,カード決済で1%還元されます。カード決済で40ポイントたまりますので,合計で60ポイント(1.5%還元)になります。
さらに,楽天でんきのマイページ(WEBサイト)からポイント利用を設定することができます。
- 一部(50〜)/全てのポイントを使う
- 毎月/翌月のみ
ポイントの利用は,期間限定も利用できます。ポイントを利用すると,期間限定ポイントから優先的に使用されます。
楽天カードの引き落としにポイントを充てる場合,通常ポイントしか使用できません。
楽天でんきのデメリット
私が考えるデメリットは3つあります。
①低い契約容量(アンペア数)がない
楽天でんきは20A以下のプランがありません。
現在20A以下を利用されている方が,楽天でんきに切り替えると電気代が高くなります。
逆に30A以上を利用されている方が,楽天でんきに切り替えると電気代が安くなる可能性があります。
②特化型プランがない
東京電力の例ですが,プレミアム/スタンダード/夜トクプランやオール電化向けプラン(スマートライフ)などがあります。
楽天でんきはこうした特化型プランがないため,切り替えることで電気代が高くなる可能性があります。
③付帯サービスがない
東京電力の例ですが,対象プランを契約すると月額330円のサービス(電気設備や水回りなどの生活トラブル対応)が無料で利用できます。
楽天でんきはこうしたサービスがないため,自己負担になります。
私はサービス対象外のプランでしたので,気にせず楽天でんきに切り替えました。
楽天でんきへの切替手順
3ステップですが,基本的には1ステップのみです。
①楽天でんきのWEBサイトから申し込み
申し込む際,検針票など契約内容がわかるものを用意して申し込み画面を進めていきます。入力内容は難しくないため,すぐに終わり簡単でした。
申し込みをすると,楽天でんき(楽天エナジー)が代わりに解約手続きをしてくれます。
なので面倒な手続きはありません。
②開始日の案内メール
問題なく手続きが完了していれば,開始予定日の案内メールがきます。
あとは開始日まで待つだけです。その間もしっかり電気は供給されるので安心してください。
③利用開始
利用開始メールが届きます。利用開始日から2ヶ月後ぐらいに初めて電気代が引き落とされます。
楽天でんきはスマートメーターを利用するため,マイページ上で電気使用量や電気代を確認することができます。
これにより,ポスト投函されていた検針票はありません。
切り替えで電気代は安くなったのか?(実比較)
楽天でんきに切り替えて安くなりました(4ヶ月間で約2650円)。
直近4ヶ月の比較結果
比較した条件は,実際の電気使用量に基づいて「基本料金と電気量料金」で算出した電気代としました。また,東京電力のプランは変更前の従量電灯Bで算出しています。
再エネ発電促進賦課金と燃料費調整額は,東京電力と楽天でんきとで同じ金額なので除いています。
月 | 使用量[kWh] | 東京電力[30A] | 東京電力[40A] | 東京電力[50A] | 楽天でんき[50A] |
12 | 178 | 4779円 | 5065円 | 5351円 | 4717円 |
1 | 163 | 4382円 | 4668円 | 4954円 | 4319円 |
2 | 174 | 4673円 | 4959円 | 5245円 | 4611円 |
3 | 102 | 2885円 | 3171円 | 3457円 | 2703円 |
合計 | 617 | 16719円 | 17863円 | 19007円 | 16350円 |
表の結果から以下のように,30Aから50Aのプラン全てで楽天でんきが安くなります。
- 東京電力[30A]と比較して,楽天でんきの方が約350円安い
- 東京電力[40A]と比較して,楽天でんきの方が約1500円安い
- 東京電力[50A]と比較して,楽天でんきの方が約2650円安い
実際の電気代支払額
楽天でんきは電気代に楽天ポイントを利用できます。これにより直近4ヶ月間で電気代の支払額は約6000円程度となりました。
月 | 電気代 | 利用ポイント | 電気代支払額 |
12 | 4717円 | 2000pt | 2717円 |
1 | 4319円 | 4000pt | 319円 |
2 | 4611円 | 2000pt | 2611円 |
3 | 2703円 | 2000pt | 703円 |
合計 | 16350円 | 10000pt | 6150円 |
楽天経済圏を活用すれば,誰でも楽天ポイントを無理・無駄なくためることができます。
楽天経済圏の始め方はこちらの記事にまとめました。
楽天ポイントがどのぐらいためられるか,参考になる記事はこちらです。
楽天でんきは2021年6月以降,SPU対象外になります。SPU目当てで楽天でんきを契約する場合は気をつけてくだい。
まとめ
楽天でんきに切り替えたことで,東京電気に比べて電気代が安くなりました。
電力会社を切り替える際は,3つのポイントでピックアップして検討しましょう。
- 基本料金が安いもの
- 電力量料金が安いもの
- ○ヶ月無料など一時的な安さに惑わされない(ただし,電気料金が安くなるならOK)
今後も電気代が安くなる電力会社を探したいと思います。
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