SBI証券の口座では、投資信託を毎月3000円積み立てしており、2019年から始め今年で5年目になりました。
2021年6月30日に三井住友カードによるクレカ積み立てが始まったことで、より利用しやすくなりました。
加えて,買付時に金額に応じてVポイントが貯まるため,効率よく資産形成がしやすい環境となりました.
2022年4月25日に東急カードによるクレカ積み立ても始まり,幅広く投資への機会が増えていると考えられます.
ここでは,実際に積み立てた結果を紹介することで,投資信託を検討している方やSBI証券でクレカ投資を検討している方の参考になればと思います.
- 少額投資のメリット
- クレカ積立のメリット
- 積立結果
- 新しいNISA
少額投資から始めるメリット
私が考えるメリットは,以下の3つです.
- 続けやすい
- 投資というものに慣れる
- 学びながら走れる(継続)
長期的な視点で継続しやすい
投資で最も必要なのは資金です.
毎月数万円を用意するのも大変なので,少額であれば用意しやすいと考えます.
投資は継続することが重要になりますので,継続しやすい金額から始めるといいと思います.
投資に対する恐怖心を払拭する
何事も始める前は,無知による恐怖心があります.
投資とは,利益が出ることもあれば,損失が出ることもあります.
急に数十万もの損失が出てしまっては,精神的にもダメージを受けます.
少額であれば,例えば損失が出たも数百円程度ですので,精神的ダメージもかなり軽減できます.
1日でも早く始めることが重要
全てを理解してから始めようとすると,始めるまでに時間がかかります.
投資は,投資をする事で利益を生むことができます.
投資をしていなければ,利益を生むことはありません.
少額であれば継続しやすく,損失が出ても少ないダメージなので,始めながら学ぶことは十分可能です.
クレジットカードで投信積立するメリット
2021年6月30日に三井住友のクレカ積立サービスが始まり,口座振替での積立からクレカ積立に変更しました.
SBI証券の口座を開設しているが,クレカ積立がまだの方,また,クレカはあるが証券口座は開設していない方は,検討してみてください.
SBI証券でのクレジットカードによる積立の設定方法はこちらを参考にしてみてください.
2022年4月25日に東急カードによるクレカ積立サービスが始まりました.
SBI証券で投資信託を定期買付する際は,クレジットカードによるメリットを受けることができます.
- 入金の手間が省ける
- クレカ決済でポイント貯まる
- 保有数に応じてポイントもらえる
証券口座へ入金する手間が省ける
銀行口座から証券口座への定期的な入金は,設定できるが面倒.
積立額を変更すると設定に反映されるまでにラグが生じる.
その結果,証券口座の資金が不足し手動で入金する必要が生じます.
クレカ積立は,証券口座の残高を気にする必要がなくなります.
クレジットカード決済によるポイント獲得
銀行口座からの入金では,積立時にポイントはつきません.
投資信託の積立でも,クレジットカード決済でポイントが付与されます.
三井住友カードや東急カードで積立する事で,投資しながらポイントが貯まります.
こちらは通常ポイントで付与されます.
投信マイレージでポイントもらえる
投信マイレージは,積み立てた合計金額(評価金額からリターンを引いた買付合計額)に応じてポイントがもらえます.
例えば,年率0.1%であれば,がもらえます.
投信マイレージは銘柄によって異なるため,年率がいくつなのか確認しておきましょう.
こちらも通常ポイントで付与されます.
貯まったポイントは様々な用途に使える
ポイントはクレカの引き落とし額に充当するなど,様々な用途があります.
2022年5月30日に,ポイントでの投資信託が買付可能になりました.
1つの使い道として,貯まったポイントで投資信託を購入することもできます.
投資信託の積立結果
現在,SBI証券で積み立て中の銘柄は3つあります.
銘柄 | 積立額 |
---|---|
三井住友TAMー世界経済インデックスファンド | 3000円 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 1000円 |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 1000円 |
各ファンドの指標は以下の通りです.
ファンド | 指標 |
---|---|
世界経済インデックスファンド | MSCIコクサイ・インデックス(外国株式)と他 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | S&P500 |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | CRSP US Total Market |
結果は以下の通りです.
三井住友TAMー世界経済インデックスファンド
この銘柄はバランス型のファンドで,さまざまな指標(国内・外国・新興国株式/債券)に連動しています.
2023年のトータルリターンはプラス32868(+17.18%)です.
全期間では,以下の通りプラスです.
これまでの各年リターンを参考までにまとめました。
2022年はマイナスですが、それ以外はプラスでした。(2023年はまだ終わっていませんが、プラスで終わりそうです)
年 | リターン[%] |
---|---|
2019 | +5.32% |
2020 | +8.93% |
2021 | +11.73% |
2022 | -4.28% |
2023 | +17.18% |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
この銘柄はS&P500という指標に連動するファンドで,米国の代表的な500銘柄に投資していることになります.
2023年のトータルリターンはプラス10592(27.48%)です.
全期間では,以下の通りプラスです.
これまでの各年リターンを参考までにまとめました.
2022年はマイナスですが、それ以外はプラスでした。(2023年はまだ終わっていませんが、プラスで終わりそうです)
年 | リターン[%] |
---|---|
2021 | +17.12% |
2022 | -5.0% |
2023 | +27.48% |
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
この銘柄はCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するファンドで,米国の約3900銘柄に投資していることになります.
2023年のトータルリターンはプラス7649(25.92%)です.
全期間では,以下の通りプラスです.
これまでの各年リターンを参考までにまとめました.
2022年はマイナスですが、それ以外はプラスでした。(2023年はまだ終わっていませんが、プラスで終わりそうです)
年 | リターン[%] |
---|---|
2021 | +9.8% |
2022 | -5.81% |
2023 | +25.92% |
新しいNISA
今までのNISA/つみたてNISAが1つにまとまり、以下の特徴を持ちます。
- 年間投資枠の拡大
- 非課税期間の無期限化
- 非課税保有限度額の拡大
- 口座開設期間の恒久化
非課税期間が無期限になったことで、節税効果は今以上になります。
年間投資枠の拡大
つみたて投資枠のみ比較します。
旧 | 新 |
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40万円 | 120万円 |
旧つみたて投資枠(つみたてNISA)は、年間40万円となっており、月の上限が33333円と中途半端でした。
新つみたて投資枠(新NISA)は、年間120万円となり、月の上限が10万円となります。
非課税期間の無期限化
つみたて投資枠のみ比較します。
旧 | 新 |
---|---|
年間投資分に対して20年間 | 無期限 |
旧つみたて投資枠(つみたてNISA)は、年間投資分に対して20年間は非課税となっており、期限があります。
新つみたて投資枠(新NISA)は、無期限となります。
非課税保有限度額の拡大
つみたて投資枠のみ比較します。
旧 | 新 |
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800万円 | 1800万円(成長投資枠を使用しない場合) |
旧つみたて投資枠(つみたてNISA)は、年間上限40万円で20年間積み立てることができる計算になります。
新つみたて投資枠(新NISA)は、年間上限120万円で15年間積み立てることができる計算になります。ただし、成長投資枠を使用しない場合を想定しています。
今までと変わらず、例えば年間40万円で積み立てれば、45年間積み立てることができる(現行の3倍)、そういう考え方もできます。
1000万円枠が増えたことは大きいと思います。
口座開設期間の恒久化
つみたて投資枠のみ比較します。
旧 | 新 |
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2023年まで | 恒久化 |
旧つみたて投資枠(つみたてNISA)は、2023年までとなっております。ただし、2023年までに保有している商品については、非課税期間が適応されます。しかし、期間終了後に新つみたて投資枠への移管はできないです。
新つみたて投資枠(新NISA)は、2024年から切り替わるイメージになります。
まとめ
毎月3000円積立を5年間継続した運用結果を年利で計算し、理論値と実績値を比較しました。
2023年は(まだ終わっていないですが)、理論値である10%を超える結果となりました。
今年のデータは確定ではないですが、少なくとも理論値(年利5%)を超えている状況で、着実に増えていると考えています。
私が投資信託を始める際に参考した書籍です。証券口座の開設方法など、読みやすく理解しやすかったので紹介します。
新NISA対応版が最近出たみたいです。
今年ももう終わり、2024年から新NISAがスタートしますが、皆さんは準備は進められていますでしょうか?もし、投資について壁を感じる場合はポイント運用から慣れるのも1つの手段と思います。
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