こんにちは,しんしーです!
2021年6月30日にSBI証券でもクレジットカードによる積み立てサービスが始まりました。クレジットカード積立設定を行なったので,少し解説します。
SBI証券の口座で保有している投資信託の積立状況と,自分なりに結果を考察します。(まだまだ勉強の身です)
2021年7月からSBI証券での積立額を,3000円から5000円に変更しました。
少額投資を続けることのメリットは,投資を始めやすく,投資について学びながら少しずつお金を増やすこと,と考えています。
三井住友カードで投資信託の定期買付(積立)のサービス開始
2021年6月30日にサービスが始まりました。
このニュースが出た時は,かなり嬉しかったのを記憶しています。
クレジットカードによる定期買付のメリット
個人的には2つ考えられます。
- 証券口座への入金する手間が省ける
- クレジットカードの決済によるポイントがもらえる
今までは,銀行から定期的に証券口座への入金設定を行なっていました。
もちろん自動で行われるため,手間はかかっていませんでした。
しかし,銀行口座から証券口座へのお金の流れにラグがあります。これにより,積立額を変更すると証券口座の残高不足が生じるため,手動で入金する必要が生じてしまいます。
これをクレジットカード決済にすることで,証券口座にお金を入れておく必要がなくなります。
また,普段のクレジットカード決済と同様にポイントが付与されるため,銀行口座から資金を移動させるよりもお得です。
積立設定した三井住友カードはNL
ANA TOKYU POINT ClubQは普段使いで0.5%のVポイント還元,Vポイントからのマイル交換レートも0.6%と低くメリットを感じませんでした(個人的にです)。
そのため,保有していたナンバーレス(NL)の通常カードを設定しました。
NLのゴールドカードも考えましたが,今は楽天経済圏(楽天市場や楽天証券)に集中させているため,楽天カードよりも利用頻度が低くなるとし諦めました。
毎月5万円で年間60万円積み立てにより,1%還元で6000ポイント獲得する事ができます。
NLゴールドカードの年会費5500円をポイント分で実質無料になるので,作っても良いかもしれません。
SBI証券でのクレジットカードによる積立の設定方法
- STEP1クレジットカードの登録
ログイン→取引→投資信託→投信(積立買付)→クレジットカード
画像は「解除する」になっていますが,未登録の場合は「登録する」が表示されています。
- STEP2VpassID,パスワードでログイン
カード番号,有効期限,セキュリティコードを入力します。
※NLの場合は,Vpassアプリで番号を事前に確認しておくとスムーズです。
これでクレジットカード登録完了です。
- STEP3クレジットカードによる積立設定
買付したいファンドを選び,積立買付(つみたてNISA買付)を選択します。
決済方法をクレジットカードに選択し,積立金額を入れます。
- STEP4積立設定の確認
取引→投資信託→投信(積立買付)→積立設定一覧
すでに設定しているファンドに対して変更する事ができます。
7月 投資信託の積立結果
現在,SBI証券で積み立て中の銘柄は2つあります。
今月からSBI・V・全米株式インデックス・ファンドを追加しました。
- 三井住友TAMー世界経済インデックスファンド
- SBI・V・S&P500
それぞれの結果について,7月を含む2021年分で見てみます。
トータルリターンは、評価金額ー(前年末評価金額+買付金額)で算出されます。
トータルリターン率は,トータルリターン/(前年末評価金額+買付金額)×100[%]で算出されます。
世界経済インデックスファンド
2021年(1〜7月まで)のトータルリターンはプラス9564となっています。
6月はプラス9274でしたので,先月と比べると微増でした。また,5月はプラス5964でしたので,全体的に上昇傾向にあります。
SBI・バンガード・S&P500
2021年(2〜7月まで)のトータルリターンはプラス411となっています。
6月はプラス207でしたので,先月と比べると上昇しています。また,5月はプラス70でしたので,全体的には上昇傾向にあります。
5月から7月にかけて強い相場だったと言えます。
全期間の積立結果
先程の銘柄について,全期間で見てみます。
全期間でのトータルリターン率は、トータルリターン/累計買付金額×100[%]で算出されます。
世界経済インデックスファンド
トータルリターンはプラス17484でした。
毎月3000円(現在は2000円,S&P500に1000円)でも,継続して積み立てることでリターンを得ています。預金口座に3000円積み立てても,同様のリターンを得るのは難しいです。
SBI・バンガード・S&P500
こちらは2月から買い始めたばかりで,まだ期間が短いです。そのため,全期間の結果は7月と同じになります。
ベンチマークは有名なS&P500なので,今後も継続して積み立てして状況をみていきたいと思います。
積立結果に対する考察
先月に対して,プラスの結果となりました。この結果に対して考察します。(答えではなく,あくまで1つの考えです)
基準価格の推移
まずは保有している2つの銘柄の基準価格を見てみます。ますは世界経済インデックスファンドです。
ここ半年間では右肩上がりの上昇傾向にあり,6月以降は上昇の勢いが落ちているように感じます。
このままずっと上がり続けるかもしれませんし,下がるかもしれません。先のことは誰にもわかりません。下がった時のために,心の準備だけしておきます。
次にS&P500です。
こちらも同様の傾向にあります。半年間では右肩上がりの上昇傾向にあります。
世界経済インデックスファンドは「バランス型」のインデックスファンドです。構成比率で最も占めているのが,米国株と米国債券です。
S&P500は米国株なので,2つの銘柄で傾向がほぼ同じと言えます。
S&P500は純粋に米国株なので,世界に比べるとまだまだ上昇しているのがわかります。
米国マーケットの推移
2つの銘柄が米国株なので,米国マーケットを見てみます。NYダウ・NASDAQ・S&P500指数・米国国債10年を比較してみます。
直近1ヶ月はNYダウ・NASDAQ・S&P500指数はほとんど同じ動きをしています。米国市場全体で同じ動きだったと考えられます。
米国国債10年は全体的に下落傾向です。直近1ヶ月は3つの指数が下がった時に,大きく下落し,3つの指数が上がった時に,上がっています。
国債の利回りが下がっているため,米国債の価格推移が上昇している。市場金利が下がるため,現金よりも株にお金が流れてくると考えられます。
米国指標の結果
景気動向指数のような経済や景気の指標になるものがあります。
- 失業率(労働者の雇用状況)
- 非農業部門雇用者数[NFP](労働者の雇用状況)
- 小売売上高[自動車除く](個人消費の動向)
- ISM製造業景気指数(製造業の景気感)
- ISM非製造業景気指数(非製造業の景気感)
今月の指数の結果は以下の通りでした。
6月予想 | 6月結果 | 7月予想 | 7月結果 | |
失業率 | 5.9% | 5.8% | 5.6% | 5.9% |
NFP | 67.5万人 | 55.9万人 | 72.0万人 | 85.0万人 |
ISM製造 | 60.9% | 61.2% | 60.9% | 60.6% |
ISM非製造 | 63.2% | 64.0% | 63.5% | 60.1% |
労働者の雇用状況が良くなるには,景気が良くなる必要があります。失業率は少し上がり,景気回復のスピードが悪くなっていると考えられます。
非農業部門雇用者数[NFP]は予想よりも高い結果でした。しかし,失業率が悪くなっているため,景気回復のスピードが悪くなっていると考えられます。
さらにISMの景気感はどちらも予想を下回り,前月よりも悪くなっています。数値は50%以上を推移していますが,良い流れが続くとない感じている人もいると言うことになります。
考察のまとめ
指数的には右肩上がりで良い相場感であるり,指標的にはまだまだ良い方向であると考えられます。
その結果としては,直近1ヶ月でリターンが増加していたと考えられます。
ただし,このまま良い状況が続くとは限らないので,下落しても大丈夫なように構えておきます。
投資信託を毎月決まった金額を積み立てることで,基準価格が下がった場合は多く,基準価格が上がった場合は少なく買うこと(ドルコスト平均法)を自動的に行えます。
コロナの影響で基準価格が暴落した時,トータルリターンがマイナスになりました。
しかし,継続して毎月積み立てたことで,今のトータルリターンになっています。継続して保有(長期運用)することが大切です。
SBI証券での投信積立について
現在,SBI証券では三井住友TAMー世界経済インデックスファンドを主軸で積立しています。この理由としては,「3000円投資生活」という本を参考に始めたからです。
現在は改版されてDELUXEになっています。こちらが最新ですので,参考にされる場合はこちらが良いと考えます。証券口座の開設なども触れています。
電子書籍版もあるので、すぐ読みたい場合は非常に便利です。
まとめ
毎月3000円で投資信託を積み立てることで,学びながら資産を増やしています。
年利3%で運用できた理論値と実績値を比較すると,そんなに離れていません。
2年目は理論値(年利10%)に近い値ですが,3年目はまだ途中のため全ての理論値を下回っています。
半年経過しましたが,順調に理論値に近づいていますので,今後に期待しています。
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