最近はキャッシュレス決済(クレカ、交通系IC、QRコード)が広く浸透しています。
これらの決済と紐付いているのが、使える貯まる「ポイント」です。
昔はポイントカードを持ち歩かないと行けなかったのですが、スマホアプリでバーコードを読み取るようになり、さらに利用頻度は上がったと思います。
貯まったポイントの使い道は大きく2つあると考えています。
1つは普段の支払いを現金の代わりにポイントで支払う消費型と、もう1つはポイント運用による投資型です。
このポイント運用による投資について、種類や方法、実際に投資した結果をまとめました。
- 投資初心者におすすめのポイント運用とは?
- ポイント運用のメリット
- ポイント運用の基本戦略
- ポイント運用の注意点とリスク管理
- なれてきたら証券口座を開設
- 楽天ポイントでコツコツ買った結果
投資初心者におすすめのポイント運用とは?
ポイント運用とは、クレカやQRコード決済時に支払額に応じて付与されるポイントを、各社提供のポイント運用サービスを利用して、間接的に投資すること。
また、証券口座を開設しポイントで商品を購入することは、ポイント投資と言います。(本ブログでの定義)
ポイント運用の基本
基本的にポイント運用で使用できるポイントの種類は、期間限定のポイントではなく通常ポイントになります。
通常ポイントとは、支払額に応じて付与されるポイントであることが多いです。サービスを利用して付与されるポイントは、期間限定のポイントであることが多いです。
おすすめのポイント運用サービス
すぐに実践できる(普段から貯めている)ポイントで、ポイント運用することが良いと思います。
中でもポイントが貯めやすいものが良いので、普段貯めているポイントの中で運用できるかどうか確認してみましょう。
私は下記の3つを試したことがあります。
- 楽天ポイント
- PayPay
- dポイント
この中で一番長く運用したのは、PayPayポイントです。
一番ポイントを貯めやすかったからです。(隙間時間でできます)
LINEポイントからPayPayポイントで運用
LINEポイントはPayPayポイントへ交換することができます。
PayPayで支払いがなくてもPayPayポイントを運用することが可能です。
基本的に他社ポイントから交換したポイントはポイント運用に使用できない場合が多いです。
LINEとPayPayは経営統合によりグループ会社となりました。そのため、LINEポイントとPayPayポイントは同じ会社のポイントとして扱われると考えられます。
LINEポイントはLINEポイントクラブから比較的貯めやすいため、PayPayポイントへの交換も比較的しやすかったです。
ポイント運用のメリット
私が感じたメリットは3つです。
精神的ダメージが小さい
お金を使っていない。これが一番大きいと感じました。
ポイントがたとえ減ったとしても、お金が減ったわけではないので精神的にはダメージは小さいです。
(とは言っても減ったことに対してはショックではありますが)
口座開設の手間がかからない
間接的に投資できるサービスなので、口座を持つ必要がありません。
ポイントさえあればすぐにでき、手続き等の煩わしさがなく、誰でも簡単に始めることができます。
利益に対して税金がかからない
証券口座で売買すると手数料がかかります。
ポイント運用は各社サービスにより、かかる場合があります。
絶対的な差は、利益に対する税金がかかるかかからないかです。
すなわちポイント運用で増えたポイントは、そのまま受け取れるという事です。
ポイント運用の基本戦略
ポイント運用サービスにおいて、以下の4つのコースが選択できるとします。
何を選びますか?(正解はありません)
変動が小さいコース 世界の株式と債権に分散投資するコース(株式:3 債権:7) | |
変動が大きいコース 世界の株式と債権に分散投資するコース(株式:7 債権:3) | |
分類集中コース 1つの分類に投資するコース(100社) | |
金(ゴールド)コース 金の価格に連動するコース |
もし私が初めてポイント運用するなら、変動が小さいコースを選びます。
基本は長期運用で、コツコツ増やしていく事が戦略になります。
さらにリスクも低減できれば、資産が減るリスクも最小限にできます。
変動が小さいコース
コツコツ長期の運用向けです。
変動が小さい分、利益が出るまでには時間がかかりますが、マイナス(損失)への変動も小さい。
リスクが低いコースです。
変動が大きいコース
短期の運用向けです。
変動が大きい分、利益が出るまでに時間がかからない代わりに、マイナス(損失)への変動も大きい。
リスクが高いコースです。
分類集中コース
複数社に投資しているが、分類に対して同じ影響を受けるためリスクが高い。
しかし、良い作用も同じ影響を受ける為、利益も出やすい。
金(ゴールド)コース
株価と連動していないため、株価の下落時に影響を受けにくい。
リスク分散によいが、利益は出しにくい。
ポイント運用の注意点とリスク管理
ポイント運用も投資であるため、自己責任でやる必要があります。
運用する上での注意点やリスク管理は、各自で基準を決めておきましょう。
以下は、参考までに
マイナスになってもすぐに売らない
ポイント運用も投資です。投資には基本リスクがつきものです。
増えることもあれば、減ることもあります。
マイナスが大きくなると「これ以上…下がったらどうしよう」と思うはずです。
その場合でも、売らないで我慢しましょう。
下がる時もあれば、上がる時もある。短期での一喜一憂はしないことが大事です。
できる限りほったらかしで
状況を毎日確認しすぎると、下がった時に不安が膨らんでしまいます。
”見ない”というのも1つの手段です。
運用するポイントをコツコツ追加して、なれていきましょう。
リスクを管理する
「マイナスになってもすぐに売らない」と言いましたが、”売る時は売ります”。
マイルールとして、”マイナス○%になったら損切りのために売る”など基準を決めておきましょう。
いつか上がるはず、と思ってズルズル下がっていくと、メンタルが持ちません。
できる限りほったらかしですが、月に何回、週に1回、確認するなど基準を決めておきましょう。
なれてきたら証券口座を開設
ポイント運用で投資することに慣れてくれば、実際に証券口座を開いてみるのもいいでしょう。
特にNISAを活用することで、本来売却時に得た利益に対して税金がかかりますが、NISAでは非課税になります。
証券口座でもポイント活用
ポイント運用のように、ポイントで購入することが可能です。
ポイント運用は、基本的に売却してもポイントで戻ってきます。
しかし、証券口座で購入した分に関しては現金で戻ってきます。
ポイント利用がしやすいもの
普段利用している、クレジットカードに依存します。
そのクレカ払いで貯まるポイントが証券口座を持っているか否かで決まります。
個人的なものになりますが、3つ紹介します。
- 楽天証券(楽天ポイント)
- SBI証券(Vポイント)
- tsumiki証券(エポスポイント)
上記は、ポイントが貯めやすく、かつポイント利用可能な証券口座があります。
これ以外にもあり、普段貯めているポイントが利用できれば、ポイントからお金を増やすことも可能となります。
楽天ポイントでの積立結果
2021年11月から毎月、ポイントで投資信託をスポット購入し続けました。
毎月の平均ポイントは、4880ポイントです。
楽天カードでの支払いがメインです。
運用利率
シミュレーションにより算出すると、平均で17.1%でした。
購入する銘柄にもよりますが、ポイントで積み立てたのはNASDAQ100指数に連動する投資信託です。
結果
約2年間ポイントで購入し続け、約12万ポイント分を運用したことで、約4万円プラスになりました。
もちろん、最初の方はグラフを見る限り増えてはおらず、マイナスになる期間が長かったですが、継続して積み立てる事でプラスになっていきました。
今後は、新NISAの成長投資枠を活用してポイントでの積立を予定しています。
まとめ
何事も初めてする場合、不安や恐怖心などにより、なかなか手がつけない、すぐにリタイアしてしまうことがあります。
投資において、練習の1つの手段としてポイント運用を紹介しました。
ポイント運用は、手軽に始められる事などがメリットでした。
証券口座を開設して、ポイントを利用して購入することもできるので、徐々にステップアップしていくのも良いと思います。
他人ではなく、自分のペースで慣れていき、資産運用していきましょう。
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