こんにちは,しんしーです!
SBI証券の口座で保有している投資信託の積立状況とその結果について話します。自分なりに結果を考察します。(まだまだ勉強の身です)
SBI証券での積立額は3000円としています。少額投資を続けることのメリットは,投資を始めやすく,投資について学びながら少しずつお金を増やすこと,と考えています。
5月の積立結果
現在,SBI証券で積み立て中の銘柄は2つあります。
- 三井住友TAMー世界経済インデックスファンド
- SBI・バンガード・S&P500
それぞれの結果について,5月を含む2021年分で見てみます。
トータルリターンは、評価金額ー(前年末評価金額+買付金額)で算出されます。
トータルリターン率は,トータルリターン/(前年末評価金額+買付金額)×100[%]で算出されます。
世界経済インデックスファンド
2021年(1〜5月まで)のトータルリターンはプラス5964となっています。
4月はプラス6387でしたので,先月と比べると下落しています。また,3月はプラス5136でしたので,全体的には上昇傾向にあります。
しかしながら,今月の結果は先月と比べると悪いと言えます。
SBI・バンガード・S&P500
2021年(2〜5月まで)のトータルリターンはプラス70となっています。
4月はプラス102でしたので,先月と比べると下落しています。また,3月はプラス26でしたので,全体的には上昇傾向にあります。
しかしながら,こちらも今月の結果は先月と比べると悪いと言えます。
全期間の積立結果
先程の銘柄について,全期間で見てみます。
全期間でのトータルリターン率は、トータルリターン/累計買付金額×100[%]で算出されます。
世界経済インデックスファンド
トータルリターンはプラス13884でした。
4月に比べると5月のプラス分は減っているため,全期間でも同様に減っています。
毎月3000円(現在は2000円,S&P500に1000円)でも,継続して積み立てることでリターンを得ています。預金口座に3000円積み立てても,同様のリターンを得るのは難しいです。
SBI・バンガード・S&P500
こちらは2月から買い始めたばかりで,まだ期間が短いです。そのため,全期間の結果は5月と同じになります。
ベンチマークは有名なS&P500なので,今後も継続して積み立てして状況をみていきたいと思います。
積立結果に対する考察
先月に対して,マイナスの結果となりました。この結果に対して考察します。(答えではなく,あくまで1つの考えです)
基準価格の推移
まずは保有している2つの銘柄の基準価格を見てみます。ますは世界経済インデックスファンドです。
ここ半年間では上昇傾向にありますが,4月の終わりから下落傾向にあります。
2月後半から3月にかけても下落していますが,4月にかけて回復しています。
次にS&P500です。
こちらも同様の傾向にあります。5月から下落傾向にあります。
世界経済インデックスファンドは「バランス型」のインデックスファンドです。構成比率で最も占めているのが,米国株と米国債券です。
S&P500は米国株なので,2つの銘柄で傾向がほぼ同じと言えます。
米国マーケットの推移
2つの銘柄が米国株なので,米国マーケットを見てみます。NYダウ・NASDAQ・S&P500指数・米国国債10年を比較してみます。
NYダウ・S&P500指数はほとんど同じ動きをしています。NASDAQは動きが激しいですが,動きはNYダウやS&P500指数と類似しています。
米国国債10年も全体的な上昇傾向は他3つと同じ動きをしています。
景気と株価の関係は
「景気が良くなる → 企業業績が良い → 株価が上昇」
景気と金利の関係は
「景気が良くなる → お金を借りる人が増える → 金利が上昇」
物価と金利の関係は
「物価が上がる→お金が必要になる→金利は上昇」
悪くなる,下がる場合は上昇の逆(下落)です。
推移を見れば,長期的には景気は良い方向に向かっていると考えられます。
米国指標の結果
景気動向指数のような経済や景気の指標になるものがあります。
- 失業率(労働者の雇用状況)
- 非農業部門雇用者数[NFP](労働者の雇用状況)
- 小売売上高[自動車除く](個人消費の動向)
今月の指数の結果は以下の通りでした。
4月予想 | 4月結果 | 5月予想 | 5月結果 | |
失業率 | 6.0% | 6.0% | 5.8% | 6.1% |
NFP | 66.0万人 | 91.6万人 | 100.0万人 | 26.6万人 |
小売売上高 | 5.0% | 8.4% | 0.7% | −0.8% |
労働者の雇用状況が良くなるには,景気が良くなる必要があります。失業率は上がっているため,景気は良くなっていないと考えられます。
また,非農業部門雇用者数[NFP]は予想よりも大幅に低い結果になっています。雇用数が伸びていないため,景気は良くなっていないと考えられます。
個人消費の動向は5月悪い結果となりました。個人消費が下落しているのは景気は良くなっていない,または,物価が上がっていると考えられます。
考察のまとめ
長期的にはマーケットは良い方向に向かっていますが,指数との結果がずれているように感じます。
景気は良くなっていないが金利は上昇しているため,物価上昇による金利上昇と考えられます。
そのため,企業の業績が縮小するのを懸念して,一時的に株価が下がったと考えられます。これにより,短期的に悪い結果になっていると考えられます。
過去の経験から
投資信託を毎月決まった金額を積み立てることで,基準価格が下がった場合は多く,基準価格が上がった場合は少なく買うこと(ドルコスト平均法)を自動的に行えます。
コロナの影響で基準価格が暴落した時,トータルリターンがマイナスになりました。
しかし,継続して毎月積み立てたことで,今のトータルリターンになっています。継続することの大切さを学べました。
投信積立銘柄について
現在,SBI証券では三井住友TAMー世界経済インデックスファンドを主軸で積立しています。この理由としては,「3000円投資生活」という本を参考に始めたからです。
現在は改版されてDELUXEになっています。こちらが最新ですので,参考にされる場合はこちらが良いと考えます。証券口座の開設なども触れています。
電子書籍版もあるので、すぐ読みたい場合は非常に便利です。
銘柄選定で大事なのは,投資におけるコストを下げる事です。利益が出ても,利益からお金(コスト)を取られたら利益が減ってしまいます。つみたてNISAで非課税になっていてもコストによる利益損失を防ぐ必要があります。
まとめ
毎月3000円で投資信託を積み立てることで,学びながら資産を増やしています。
年利3%で運用できた理論値と実績値を比較すると,そんなに離れていません。
図からわかるように,2年目は理論値を超えて3年目には下回っています。3年目はまだ途中ですので,今後に期待しています。
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