社会人が限られた時間でITパスポートに合格するための学習法

社会人が限られた時間でITパスポートに合格するための学習法知識

2024年6月に初めてITパスポートを受験し、無事合格できたのでその学習方法についてまとめます。

背景として、私は技術職でIT職ではないですが、ソフトウェア開発などの経験があります。

なぜITパスポートを取得するのか?

ITパスポートの必要性

ITパスポートは、ITの基礎知識を証明する国家資格であり、ITリテラシー向上を目的としています。
具体的には、経営戦略、マーケティング、財務、法務など経営全般に関する知識をはじめ、セキュリティやネットワークなどの知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識が問われます。そういった知識を身につけておくことで、仕事に活かすことができ結果として、キャリアアップなどにつながっていくと思います。

取得のメリット

年に数回、会社でのITリテラシーに関するe-learningなどを受講しているかと思いますが、これはITパスポートを勉強することで、なぜ実施しているのか理解できます。他にも「なぜ」が理解できるようになり社内でのIT関連のコミュニケーションがスムーズになり、業務効率が向上すると考えられます。

取得することで、キャリアアップや部署異動に有利になる場合があったり、社内外での(ITに限った)信用度も上がると考えられます。また転職する際、資格欄に書けることで、なぜ取得したのかを説明できたり、異職種からIT職種を受ける際のアピールにもなるかもしれません。

勉強することで習得できること

  • 業務に必要なITの基礎知識
  • 情報セキュリティや情報モラルに関する知識
  • 企業コンプライアンス・法令遵守に貢献する正しい知識
  • 経営戦略、財務など、経営全般に関する基礎知識

Tを活用する上で前提となる企業活動、経営戦略、マーケティング・財務・法務などの機能別戦略といった幅広い知識がバランス良く習得できます。そうした知識が身につくことで、業務の課題把握やITを活用した課題解決力が備わり、ビジネスパーソンとしてのスキル向上や、仕事の効率化に役立てることができます。

合格率から見るITパスポートの難易度

【ITパスポート試験】統計情報

ITパスポートの平均合格率は約50%前後で推移しており、意外と合格が簡単ではない試験です。そのため、しっかりとした学習計画と効率的な勉強方法が合格への近道になります。

IT系と非IT系で合格率に差がないことから、IT職種だから有利ということはなさそうです。どれだけ学習できたかがポイントだと思います。

学習期間とスケジュール例

今回、学習期間は約2ヶ月です。

合格までのスケジュール例
  • 1ヶ月目
    ITの基礎知識のインプット
                          
    1. まず知識ゼロ(勉強なし)で過去問を解く
    2. 過去問を採点し、どこが苦手なのか把握する(大きく3つの分野に分かれており、大雑把に把握しておくと勉強範囲の優先度がわかる)
    3. 書籍を読んで苦手な分野を重点的に理解する(ノートに書き出したりする必要はない)

    ★最低でも1周は読んでおきたい

  • 2ヶ月目
    過去問題集に取り組み、アウトプット重視の学習を開始
                          
    1. 苦手な部分を中心に書籍を読み込む
    2. 過去問を解く

    ★1と2を繰り返し実施する(過去問で7〜8割を安定して取れるレベルで受験しました)

  • 試験当日
    勉強した実力を発揮する

    当日は書籍は持っていく必要なし(当日見たところで理解しきれないし、逆に緊張感を高めてしまう)

効率的な学習方法

目標設定と計画立案

  • 試験日を決めて申し込む(学習期間は決まります。私は約2ヶ月にしました)
  • 試験日から逆算し、書籍の読む範囲を決めて平日30分〜1時間
  • 休日は試験当日と同じ120分で過去問を解く(間違えた部分を重点的に見直して学習)

書籍選び

効率的に学習したかったので、こちらの書籍を購入しました。フルカラーで読みやすく、Webアプリで問題を解くことができ、移動時の学習にも良いと思いました。

学習方法の工夫

学習方法は、一人一人に合った方法が必ずあります。人がお勧めしている方法が当てはまらない場合があるということです。

ただゼロから学習方法を考えるのは大変なので、紹介されている方法をベースに、自分に合う方法に置き換えてやっていって欲しいです。

合否とその後のステップ

合格基準は総合評価点で600点以上(合格率と評価点分布から推測できます)が必要です。3つの分野においても基準点があり、全てを満足していることが合格条件になっていると思います。

そのため、1つの分野に特化して得点を稼いでも、全体的に点が取れていないと合格が取れないと考えられます。

この点を踏まえると、学習方法も全体的な底上げが必要だということがわかると思います。

私はこの方法で全体的な底上げにより、無事に一発で「合格」することができました。今後は基本情報技術者試験も考えていきたいと思います。

まとめ

限られた時間でも、効率的な学習法と明確な目標設定により、社会人でもITパスポートに合格することが可能です。

学習方法は、その個人に適したものがあると思います。合っていない学習方法は長続きすることがなく、結果も出すことができません。合わないなと思ったらすぐ別の方法を試しましょう。

資格取得後は、さらにITスキルを高め、キャリアアップに繋げていきましょう。

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